ななころびやおき

二次元から三次元に推しを変更したオタクの話

今までありがとうJUMP

ありがとうHey!Say!JUMP

わたしは君達のオタクを降ります。

 

今日の東京ドーム公演に参加してきました。記念参加。今までありがとう参加。このコンサートを最後に私は君達のオタクをやめようと思います。

 

区切りとして書いておきたいのと、わたしが感じた気持ちを残しておきたいのとで敢えて記事にすることにしました。結構批判的なこと書く予定なのでもしかしたら検索で引っかかってきたオタクには不快な思いをさせるかもしれませんが悪しからず。

 

まず何から書こうかな………

元々今年に入ってからのJUMPの活動にはなんとなくマンネリ感を抱いていて、何か打開策を打ってくれないかなぁとずっと思っていたので心が離れつついたと言えばそうなのですが…。わたしがJUMP担を降りると決めた決定的な出来事があります。

 

それは、MUSIC DAYで彼らが香港に行った時のこと。

香港でのファンミーティング。香港のファンの前でのパフォーマンス。ハイタッチ会、そして記念撮影。

番組の企画で、それは分かります。彼らだって社会人であり上司を持つ身です。言われたことはやる、それは分かります。当然のことといえばそうでしょう。

しかしです、日本のファンを差し置いて、何故香港のファンと先ず触れ合うのか。番組内でのパフォーマンスだけなら私的には何の問題もありませんでした。なにしろ企画元が音楽番組ですから、パフォーマンスするのは普通のことです、当たり前。

しかし、ここぞとばかりに海外のファンと触れ合ったのは何故? 日本でファンミーティングなんてやったことないのに?(ここでの意味はハイタッチや握手、撮影を含む距離が近いファンミを指します) どんなにCDやコンサートの円盤を買い揃えてもお渡し会すらなかったのに? それが何故急にあんな至近距離でハイタッチや握手を許す自体になったのか?

 

結局は嫉妬と言われればそれまでなのですが、私が言いたいのはそういうことではありません。日本の事務所からデビューして、JUMPとして辛い時期を乗り越えて10周年を迎えて、アイドルとファンが一丸となりお祝いモードで活動を続けていた中、何故今まで支えてきてくれた基盤となる日本のファン達を差し置いて海外でファンミを開催する運びになったのかということ。

先程も書きましたが、彼らも社会人故にどうしても覆せない決定というものはあると思います。しかし、そこに彼らはなにも疑問を抱かなかったのか? 誰も声を上げなかったのか? 番組中継のパフォーマンスだけで良いのではないかと誰か意見をしたか?

悔しいですが香港のどこかのメディアがアップした彼らと香港のファンとの集合写真にはなにも考えずにただ楽しそうに笑う彼らしかいないように見受けられました。どうしてそれを日本のファンが穏やかな気持ちで見れると思ったのでしょう。

 

不思議と羨ましい、という気持ちは一切湧いてきませんでした。ただ彼らの配慮の無さと番組の企画と向こうのメディアの配慮の無さに驚きと悲しみが沸くばかりでした。彼らは10年間なにをしてきて何を見てきたのか……。

私はどうしても蔑ろにされたようにしか思えませんでした。たかがこんなこと、されどこんなこと。

 

比べるわけではありませんが、韓国のアイドル達を見てください。彼らは韓国の事務所から誕生して、大体のグループは日本でもデビューを果たします。しかしコンサートツアーを行えば先ず本国から。最初と最後を本国で迎えるグループも少なくありません。ハイタッチ会や握手会を行うとしても先ず本国。日本だけのオリジナルシングルを発売する場合は別ですが、基本的に韓国のアイドルグループは本国から始まります。それが普通であり、それが一番正しい方法です。私はそうして欲しかった。

 

どうせ抽選です、彼らと同じ空間に居られるファンは限られます。日本でファンミを行ったところで行ける人は少数で、抽選という地獄絵図が広がるばかりでしょう。それでも私は先ず日本から始めて欲しかった。本国を蔑ろにして他国で活躍できますか? 基盤となり今まで支えてきた人達の気持ちをなにもかも踏みにじった気がして本当に悲しかった。ただただ悲しくて、彼らに負の感情を抱く自分が悔しかった。

 

私は知らぬ間に彼らに理想を押し付けるオタクと化していたようです。だから降りることに決めたのです。

彼らの何を見ていても、「もっとダンスを揃えて欲しい」「もっと振付の激しいダンスをして欲しい」「もっと新しいスタイルの楽曲に挑戦して欲しい」「もっとおもしろい企画でバラエティー番組を作ってほしい」「もっと」……としか考えられなくなっていました。

「もっと」こそ厄介な気持ちはありませんね。これほどの負の感情を抱えたまま彼らを応援するメリットがなにもありませんでした。事あるごとに香港のファンミのことを思い出し、事あるごとに韓国アイドルと比べて欲張りになる、そんな自分がJUMP担を語ることに疲れてしまいました。アイドルに対して苛つく事のどこに意味がありましょう…?

 

 

故に私はJUMP担を辞めることにしました。自分の精神衛生上やめる他に選択肢がありませんでした。伊野尾さんが嫌いになったわけではなく、なんなら東京ドームのコンサートに行ってきた今でもとても応援したい気持ちがありますが、JUMPというグループへ寄せていた信頼が一気に地に落ちてしまった。誰かが悪いわけではなく、ただ期待しすぎた私がいけなかったのです。

 

一時期は本当にどうしようか迷いました。だって伊野尾さんは未だにアイドルとしても社会人としても魅力的で、自由奔放な振る舞いの中にある真面目な面は変わっていないように思います。けどだめなのです、伊野尾慧としては推せてもHey!Say!JUMPの伊野尾慧としては推せなくなってしまったのです。めざましテレビメレンゲの気持ちにでている伊野尾慧は推せても、Mステに出演してパフォーマンスする伊野尾慧は推せなくなってしまった。これってもうアイドルを応援してるとは言えませんね。そう考えたらすっと降りる決心ができました。私のすべてのきっかけだった伊野尾慧とJUMP。私はアイドルから降りるか迷っていたのではなく、きっかけを手放すことに対して迷っていたのだと、気付きたくありませんでしたが気付いてしまった時が潮時でした。ただ、不思議なことに決心してしまえばとても楽で。

 

元々マンネリ化故に必死に音楽番組を追うこともなかったし、ラジオに必死になることもなかったので、なんの変わりもない日常が過ぎるだけで、変わったことといえば気持ちが楽になったことくらいです。

たまたまテレビに出てたら見るし、疲れたらテレビを消すし、ツイッターで情報が流れてきたら享受する。そうして見守る方が楽だしたのしい。

そのまますっと消える方がずっと良かったとは思いますが、このもやもやは晴らしておきたかったのでこうして記事にした次第です。誰の目に触れて欲しいわけじゃありませんが、少なくともこういった意見があることは、今後アイドルを続けていく彼らには感じ取って欲しいしある程度は予想の範疇に含めて欲しいとは思います。

その上で、同じ方を向いてグループで同じ歩幅で歩んで欲しい、そしてオタクに耳を傾けて寄り添って欲しい、貫くものは貫き通して欲しい。厄介なオタクはただそう願うばかりです。

 

 

ありがとうHey!Say!JUMP。

君達にハマってからアイドル沼にハマり、お陰でとてもたのしい人生です。今日のコンサートだってとても楽しかった。最後に生で見れたのが8人だったのが寂しいですが、とても魅力的で愛らしいアイドルがそこに居ました。ありがとう。

ありがとう伊野尾さん。

貴方の魅力を知ってから全てが始まりました。これからもずっと自分だけの魅力を発揮して色々なお仕事をこなしていってください。健康にだけは気をつけて。

私に素敵な思い出と時間をありがとう。

 

記録としてここに留めておきます。